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熱量

今日は大阪にあるミシュラン3星レストラン『hajime』シェフ、米田さんの考え方に共感するので今後もご紹介していきます(^O^)

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『熱量』
 
「〇〇年修業しないと一人前にならない」
 
「最低でも店を持つには〇〇年必要だ」
 
などという話が出ますが、そんなのは当てにならない話だと私は思います。
 
修業というものは、お店を持つことができたから終わりというものではありません。どんな道を走り始めても、ゴールというものはありません。諦めなければ限りなく続きますし、どこまでも走ることができます。
 
すなわち、「人生」=「修業」なのです。
 
では、「一人前」になるためにはどうでしょうか?一人前になるためには、その人が持つ「精神」「技術」などを持ち合わせることが必要です。
 
そして、それを得るためには、その精神や技術を獲得する「熱量」が必要とされると思います。だからこそ、大切なのは、「年数」ではなく「熱量」だと思うのです。
 
例え10年修業しようが、20年修業しようが一向に熱量を貯めることができなかった人は一人前にはなりません。
 
また、少ない年月でも狂気と思えるような修業をすれば、一気に熱量が集まり、一人前というところまで駆け上がることも可能です。
 
店をつくることも、会社をつくることも、チームをつくることも、社会に貢献することも、すべてはその人の熱量によって何ができるのかが決まってくるのだと思います。
 
ただ、人の脳は、「汎化」といわれる、ぼんやりとものごとを捉えるようにできています。それによって、猫を一度見ると、色々な種類の猫でも、横から見ても、後ろから見ても、大抵「猫」だと判別できるわけです。その「汎化」のために、ものごとを正確に習得するためにはとても時間がかかってしまいます。なので、細部にこだわる細やかな手仕事を覚えるためには、一般的には時間がかかってしまうのだと思います。それが「修業は10年くらい必要」というイメージになったのかもしれません。
 
しかし、人生はのんびりしているほど長くありません。時間は絶えず過ぎ去ります。その貴重な時間を大切にするためには、
 
「今日1日にどれだけ熱を持って生きたか?」
 
それがとても大切だと思います。
 
 
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ちなみに、私の料理人のスタートは26歳からです。人より遅すぎたスタートだったので、「人の3倍、4倍は仕事をする!、3、4年で修業を終わらしてやる!!!」と洗い物でも「僕全部やりますので、休んでおいてください!」と言ってやったり、仕事も誰よりも早く出勤し、誰よりも遅く帰ったりして、なんでもかんでも無茶振りをしていました。それでも結局、お店を持ったのは35歳の時。時間は10年ですが、労働許可書や物件探しなどの問題で仕事ができなかった時期があるので、修業は7年です。10年が一般的とすると、「10÷7=1.4倍」。「人の3倍、4倍はやる!!!」と生き込んでいたわりには、半分以上は空回りだったということでしょうか・・・(笑)

米田肇 facebookより
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『熱量』っていろんな感情や行動や意識や経験、気付きや思いなどの強いうねりの中から生まれるエネルギーなんですよね~(^O^)

勉強になるわ~(^O^)

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