お菓子な話 お菓子な話
<<Blog Top
お菓子歳時記カレンダーでお菓子の発売日やお得な曜日がチェックできます。新作紹介やイベントはホームページ・携帯サイトでチェック!

『そうですね』は魔法の言葉

ある新人CAさんの体験。
お客様から「座席前ポケットが使いにくい」
とのご指摘を頂いたそうです。

その搭乗中の機体は新型で、座席前ポケットは従来のゴムではなくプラスチック製。
ゴムのように収縮しないので機内誌などが用意されているので「少ししかモノが入らないので、不便だ」 とのこと。

そこで「機内誌をお預かりすれば、お客様がお持ちの雑誌が入る」と考えた彼女は、次のようにお詫びしたそうです。

「もし機内誌をお読みでないのでしたら、私がお預かりします。
機内誌をお読みになるときは、すぐにお持ちしますので、こちらの呼び出しボタンを押して頂けますか?
すぐに機内誌をお持ちします。
飛行機の設備のことなので、今すぐ改善するのは難しいところではございますが、お客様のご意見として、必ず上の者に申し伝えます。
大変、申し訳ございませんでした。」

素晴らしい対応ですよね。
ところが彼女のこの対応に、お客様は眉をひそめ、そして、声を強めて、こうおっしゃいました。

「僕が『使いにくい』と言ったときに、どうして『そうですね』と言えないのですか?
あなたのお詫びは、私の気持ちに寄り添っていない。事務的ですよ。
表明的に反省の言葉をならべられても、嬉しくありません!」

お客様からご指摘を受け、彼女はハッと気がつきました。

このお客様は『使いにくいポケットを改善してもらいたかった』わけではなく、
『ただ自分に同意してほしい、自分の気持ちを理解してほしい』と思ってらっしゃったのです。

その気持ちを受け止めずに、「ただお詫びをしただけ」 の彼女にお客様はがっかりなさったのでしょう。
人は、自分に「同意、共感、理解、賛同」をしてくれる他者を味方だと感じ、好意を抱きます。

彼女が一言、「そうですね、本当に、使いにくいですね」 と共感を示していたら、お客様の態度は変わっていたでしょう。

『相手の立場になって聴く力(共感する力)』が、まだまだ、足りていなかったと彼女は反省したそうです。

レベルの高い対応と反省と気づきですね(^O^)

『そうですね』は魔法の言葉

コメントは受け付けていません。